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大学巡り

Canadian Rocky mountains, Banff National park, Aug. 2012

~ English language and cultural seminor ~

ここでは、国立大学以外の大学訪問記や、
学歴社会に関すること等について書いていきます。

 今回は後編の大阪市立大学を紹介します。前身は旧三商大学の一つである大阪商科大学(残りは一橋と神戸大)ですが、現在では8学部11研究科を有する文理総合大学です。公立大学では学生数が東京都立大学(首都大東京)の次に多いそうです。ちなみにこの大学も大阪府立大学と同様かなり偏差値が高いです。

 


 本大学に学生時代在籍した著名な研究者として、ips細胞を開発しノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生がいます。また、自発的対称性の破れの研究でノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎先生が理工学部で教鞭をとられていたそうです。


 毎年6月に三商戦と呼ばれるスポーツ対抗戦が、一橋大と神戸大、大阪市立大の三校で開催されるそうで、同じく毎年11月には、文科系ゼミにおいて三大学間で学問研究を討論する三商ゼミが開催されるそうです。他の公立大とは一線を画す感じがしますね。



 この大学、市立大学とは思えない規模で、そして何より建物がすごい!なぜこれが国立でないのか疑うレベルです。早速見ていきましょう。杉本キャンパスになります。



 本大学の象徴ともいえる1号館です。旧制三商大の一つであった大阪商科大学時代に本館として建造され、現在は国の登録有形文化財でもあるとのこと。



 続いては学術統合情報センター。特に右の写真は今までの大学巡りで一、二を争うほどの美しさを感じました。外国の洋館のような出で立ちでした。


 人口光合成研究センター。太陽光エネルギーから得られた電子を使い、二酸化炭素からアルコール燃料を生成する新規触媒の開発を進めているとのこと。


 実験棟など、一般の建物もかなり綺麗でした。なんとも羨ましい限り。


おまけ。

以上、大阪公立大学の訪問レポートでした!


訪問日:2015年10月3日

 
 
 

更新日:2021年4月29日


 昨年末でネタが尽きてしまいました。。とはいえ、昨今の情勢で中々出かけられないのが現状・・。ということで、今回は苦し紛れに国立大学以外に訪問した大学を紹介します。第1回は大阪府立大学、そして2回目は大阪市立大学です。



 最近、両大学が経営統合する計画が発表され、2022年度より大阪公立大学(仮称)として生まれ変わることになったことで注目を集めました。ちなみ英語名は(Osaka Metropolitan University)に決まったのですが、一時期(University of Osaka)で検討していたことがあり、某宮廷大ともめた経緯があります・・苦笑



さて、第一回にて紹介する大阪府立大学は4つの学域(現代システム科学域、工学域、生命環境科学域、地域保健学域)から成り、国立大学と比べても何ら遜色のない規模です。ちなみに偏差値も結構上位です。



 大学の起源は1883年設立の獣医学講習所で、戦後に官立大阪工業専門学校、府立化学工業専門学校、大阪農業専門学校等からなる浪速大学が前身となり、1955年に改称されて誕生しました。


建物はこんな感じです。中百舌鳥キャンパスになります。

C17棟


白鷺門通り

体育館

先端科学研究センター

A13棟

B3棟

BNCT研究センター

大阪府立大学の特徴

 

 最も特徴的なのは、学生が主体となって活動している小型宇宙機システム研究センター、通称SSSRC(Small Spacecraft System Reseach Center)だと思います。

 なんと、学部1回生から研究センターに所属でき、1回生の間にプログラミングと回路学習、種子後島で行われるロケットコンテストに向けて空き缶サイズの模擬衛星を製作するなど、ものづくりの経験をした後、2回生から本格的にプロジェクトに参加することになるそうです。これは入ってみたかったなあ・・なんとも、うらやましい環境です。

 


 産学官連携にも力をいれているようで、閉鎖環境で太陽光を用いずに栽培する「完全人工光型」を目指した植物工場研究センター、次世代電動車両開発研究センターなどがあります。


 学園祭が、春の友好祭、夏の笹の葉祭、秋の大学祭(白鷺祭と杏樹祭)となんと計4回も行われるそうです。


今後市立大学との統合でどのように進化していくのか、目が離せませんね。



今回は、以上となります。次回は大阪市立大学を紹介します。お楽しみに!


訪問日:2015年10月3日





 
 
 

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